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当院からのお知らせ

レプトスピラ病について

  • グラム陰性らせん菌
  • 水温22度以上で数週間生存
  • 感染経路:経皮、経口
  • 潜伏期間:2〜14日
  • 血清型が250種以上あるため多くの動物に感受性を持ち、ほとんどが不顕性感染
  • 感染動物の尿により排菌し伝播(イヌでは感染しても症状が無く、生涯にわたり排菌すると言われる)
  • 人獣共通伝染病、1998年より届出伝染病

現状

  • 近年、医療領域において抗生剤の早期投与、環境の整備などにより発生件数が減少
  • ペットブーム、レジャーの多様化などにより全国的に見直されている
  • ヒトで発症5日以降になると腎障害により致死率20〜40%
  • 全国的にイヌにおける届出件数が年々増加
  • 狂犬病と同じく全ての哺乳動物に感染し、狂犬病が蔓延しているアジアの国では2大感染症と言われ、マングースにより流行の蔓延化と撲滅を困難にしている

年度別届出頭数

年度別届出頭数(全国)

発生地域

レプトスピラ症発生地域(沖縄県)

発生時期

発生時期

症状

症状

治療

アンピシリンナトリウム 22mg/kg, IVまたはSC, BID
ストレプトマイシン 10mg/kg, IM, BID, 3日間
その他対症療法

回復期からドキシサイクリン5r/s,PO,BID,2週間

対策

  • 尿の管理(乾燥した環境)
  • 消毒(次亜塩素、両性・逆性石鹸、クレゾール、アルコール、ヨード系消毒剤など)
  • 感染動物の尿に触れる時はグローブ着用
  • 環境の整備(水たまり、湿地、排水路など)
  • 不顕性感染動物(マングース、野犬、野猫) の対策
  • ペットの適正飼育(放し飼いをしない)
  • ワクチン内容の選択
  • 傷がある場合は川に入らない
  • 生ゴミや残ったフードの適切な処理 (感染動物が集まることによる土壌汚染を防ぐ)

ポイント

  • ワクチン接種により全てのレプトスピラ症の血清型を  防げることは出来ませんが、発生型の状況や環境により 自分のワンちゃんにあったワクチンを選ぶ
  • 川などで遊んで2〜3週間以内に調子が悪くなった場合は様子を見ず獣医師に相談する
  • 感染し治療を受ける場合、抗生剤投与によりショックを引き起こす可能性があることを理解する
  • レプトスピラ症は過去の病気、田舎の病気という認識が一般的に強いが発生状況を把握できてないことが問題